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『国語の授業の作り方-はじめての授業マニュアル』刊行

 本が刊行されました。

 文学通信(Amazonよりもこちらの方が確実で早い)

 

 本書を出すことになったのは、2年ほど前の教育実習中でした。

 教育実習生用の授業マニュアル
 実習マニュアルの続き

 まえがきにそのあたりのことは書いていますが、あの時よりも事態は深刻のように思います。
 最初は教育実習生用に、と思っていましたが、近年ずっと感じていた国語科教育と文学、言語研究との溝や壁のようなものもどうにかしたいと考えるようになりました。前者の方はまだしも、後者に関しては非常に難しく感じました。

 ここ数年、文学研究者の中から主に古典教育に関わる書籍が刊行されて、多少なりとも文学と教育についての問題意識はあるように思われるのですが、それでも依然として誤解というか勘違いのようなものもあるのではないかと思います。それらの一つひとつをとりあげて、「こんなのは教育現場では通用しない」と批判することも可能ですが、そもそもどのような形で国語の授業が作られるのか、そのことが理解されないまま批判することは感情的な対立を招くだけであまり意味のないもの、あるいはなおさら悪い状況になるのではないかと思いました。
 一方で、文学や言語研究の成果の中には教育現場で使わないのは非常にもったいないものも多くあると感じていましたし、古い教科書の記述や事項をできる限り最新のものにしていく必要性も感じていました。

 私自身、まだよくわからないことも多くあるなかで、そのようなところまで広げていって本の形にするのは非常に怖いと思いました。おそらく本書の記述の中には、誤りや古い情報のものもあると思います。しかし、何もしないではいっそう現状は悪くなると思いました。
 
 自分にできることといえば、自分の授業の作り方や授業中の出来事をなるべく詳細に書き、なおかつ自分がどのような原理に基づいているのか、それを言語化することでした。かなり無意識的なところもあるので、これは苦労しました。しかも、まだまだ言語化できていないことがたくさんあります。私一人でさえもそうですから、ベテランの教員の知はまだまだ渾沌状態だろうと思います。そうした人たちの知が開かれたものになっていけば、幸いです。

 本書はすべて私が出会った教員、生徒、同級生や先輩や後輩、大学の先生方、読んできた本等々、これらとの出会いを通して編まれたものです。すべての人に感謝をしたいと思います。
 とりわけ感謝すべき人は、本書を刊行することに何のためらいもなく、そして常に温かい言葉をかけ続けてくださった文学通信の「中の人」です。ありがとうございました。
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